ライ麦畑で朝食を
上京したわけですから、引っ越しをしたわけです
新居を探す時って、間取りと家賃と立地の兼ね合いで選ぶかと思うんですけど、
個人的には、あと気にしたいのは
近所に書店とおいしいパン屋さんがあるかどうか、です
書店は、無いと生きていけないので当然なんですが、
パン屋さんは、近くにあってほしい反面、
あればあったで一ヶ月の家計の中に「パン代3000円」と組み込まねばいけなくなるので
悩ましいところです
そんなわけで引っ越したこの家の近所には
すばらしいことに、もしくは残念ながら
おいしいパン屋さんがあります。あってしまいます。
食べログで言えば口コミ件数50で評価3.7くらいあるお店です
（主要駅ではない、都下の片田舎では結構な評価です、たぶん）
しかも、そこ以外にもやや歩いたところにドイツパンのお店もあります
ライ麦…日本では小麦のほうが人気が高いようですが、
あの酸味のある独特の味わい、
ともすれば顎関節がつかれるようなハードな歯ごたえ
だいっすきです
好き好き大好き超愛してる、ですよ
ああ、家計簿つけるのやめようかな
その２件以外にも、ぽこぽことおいしいパン屋さんがあることに気がついてしまいました
（主に食べログのせいで）
怖いよ、東京こわい
ただ、そっちは超高級住宅街の方面なので、
ルーベンスの絵を見に行くネロのような心持ちで
パン屋めぐりしようと思います
外気ならマイナスでも平気
上京したころの思い出。
家族と涙の別れを済ませ（厳密には犬との別れがつらかった）、
飛行機にて南下する時に、
雲と雲の間に虹がかかっていました
こりゃあわたしの門出を祝ってるのね、縁起がいいぜ
アニメのポケモン1話のホウオウかよ！なんて思っていたのですが、
引っ越し翌日いきなり地震がありました
そんな感じの人生です
9月の半ばに引っ越して、まだ暑いことに衝撃を受けた道産子は、
そこからしばらく軽い夏バテになります
9月なのに
仕方がないよ（元）道民だもの
そして季節がめぐり10月
家の中が、寒い。
北海道の家は基本的に気密性と断熱性にすぐれています
冬を生き延びることに特化した家造りです
よくある都市伝説の
「北海道民は冬は暖房をつけて半袖でアイスを食べる」は
だいたいあってます。北海道では冬になるとアイスの需要が高まります
だからこそわたしも、
家の中が寒いのは耐えらんねぇべさ
しかしこのマンションは「灯油ストーブ使わないでね」という規約があるので、
道民お手上げです
火の無いところに煙どころか生命反応も立てられないレベルです
エアコン…エアコン…
地球の敵になってもいい。
チームマイナス6％だって日本以外の国やる気なかったじゃん
でも、ずっとエアコンの暖房をフル活用しているのは
地球よりも財布に厳しいぞ…
ああ、なぜわたしは実家の犬を無理矢理にでも連れて来なかったのか
そんなわけで着こむことにしました
北海道にいたころには無い発想です
進化です。メガ進化。
これまでの人生、ヒートテック的なやつって、
外で作業する人とか、スポーツする人が着るのかなって思っていたんですが、
家の中で重ね着するのに活用すればいいんですね
本当に、気が付かなかったよ
超あったかいよ
税込み500円のくせに
さらに100円ショップでアームウォーマーも買って、
もこもこ人間になりました
北海道にいたころより、物理防御力があがったと思います
やった！
間違われないように気をつけて生きていこうと思います
ああ、週に１回ぐらいジンギスカンが食べたい…
はじめまして、た
蝶よ花よと育てられはしないものの
それなりに健やかに育ちました
そして2014年の9月、28歳の時に東京のはじっこに移住しました
逆屯田兵の、めるまよともうします
開拓するほどの元気はないけど、
地を這うよりはほんの少しだけ速く
世間を見てまわりたいです
そんなふうに見た世界や、考えたことや、本の感想や
「人はなぜ食べ物の写真をインターネット上に晒すのか」
という哲学に真正面からぶつかりながら今日のランチ☆の写真を
アップするかもしれません
しないかもしれません
いわゆるライフログです
他の人が見て、おもしろいものになる気配も、していく努力も
髪の毛2本くらいしかないけれど（ちなみにわたしは剛毛です）、
たまに覗いていただけると、じわっとうれしいです
